我が家には怪物が居る。
それは体長40cmほどの大きさで、黄色い身体、長い2本の耳とイナズマ型の尾が特徴的だ。
性別はメスで性格は非常にワガママであり、気に入らないことがあれば頬から電撃を放ってくる。
私達家族は、日々、その怪物に怯えながら生活している。
一年ほど前だろうか。私の可愛い1人息子が6歳の誕生日を迎えようとしていた。
妻と一緒に誕生日プレゼントは何にしようか?と夜遅くまで相談し合っていたのは、今となってはいい思い出だ。
あれこれ考えた結果、「小学生になることだし、ここは一つ、生き物でも飼わせてみる」というのはどうだろう?
という結論に至った。
それが間違いだということに気づくのには、あまりに遅すぎた。
誕生日当日、私は仕事を定時に終わらせ、ポケモンショップへと向かった。
様々な飼育用ポケモンが「自分を買ってくれ」と訴えるような眼差しを私に向けていたが、それを無視して
あるポケモンのケージを探し回った。
店内をウロウロと探し回り、とうとうお目当てのポケモンを見つけた。
そう、
ピカチュウだ。
プレートには『大人気ポケモン・
ピカチュウ・♀・ちょっぴりワガママ・飼育用・バトル不向き』と書かれていた。
ピカチュウはケージの中からつぶらな瞳をこちらに向けたが、すぐさまプイ、とそっぽを向いた。
息子は前々から
ピカチュウを欲しがっていた。
プレートの『ちょっぴりワガママ』の文字が気になったのだが、息子の喜ぶ顔を見るためなら、電気ネズミのワガママなど人間1人育ててきた私たち夫婦にかかればチョロいものだろう、と甘い考えを浮かべていた。
少々値の張る
ピカチュウを一括払いで購入し、愛する我が妻子の待つ家へと足早で帰宅した。
それからの日々は、地獄と屈辱の連続だった。
ピカチュウは箱を開けた途端、私の顔に飛びついて引っかき、電撃を喰らわせてきた。
私は絶叫し、その場で気絶したという。
目を覚ますと、部屋の中はまるで台風が通過したかのように荒れ果てていた。
カーテンや絨毯はボロクズのようになり、妻が趣味で集めていたガラス細工やティーセットは、粉々になって床に散らばっていた。
家具や電化製品も黒コゲで煙を上げており、息子は身体に傷を負って大泣きしていた。
さらに妻も、私と同じように倒れていた。
私は朦朧とする意識の中、あの電気ネズミを探した。
奴は台所の棚や冷蔵庫の中身を漁り尽くし、パンパンに膨れた腹をさすりながらゲップを吐いてウトウトしていた。
そこをポケモンショップからサービスで貰ったモンスターボールで捕獲したのだが、ボールの中で凄まじい剣幕で暴れるものだから心底、ヒヤリとした。
ショップに連絡し、返品を試みたが、ポケモン愛護法の規律によってやんわりと断られてしまった。
モンボごと破棄することも考えたが、ショップで販売されているポケモンは遺伝子情報が事細かに記録されており、そういったポケモンの飼育の放棄をする者は厳しく罰せられてしまうのだ。
即ち、私たち家族はこの怪物に対して、慎重かつ誠心誠意を尽くす生活を余儀なくされたのだ。
怪物は私たちに「ピカ姫様」と呼ぶことを命じた。
私たちの生活水準はピケ姫様の何ランクも下に下がってしまったのだ。
食事は高級ポケモンフード以外口にしない。食事の順番はピカ姫様が絶対的に最初でなくてはいけない。
また、ピカ姫様がお腹を空かせたとき、何時でも食事やオヤツを出せるようにしていなくてはいけない。
少しでも歯向かったり、機嫌を損ねてしまうと引っかかれたり、強烈な電撃が飛んでくる。
息子と妻は、ピカ姫様に引っかかれた傷が日に日に増えていき、学校、職場で家庭内暴力の疑いまでかけられた。
私も度重なる電撃の罰を与えられ、精神的ストレスの蓄積によって身体に異常をきたしてしまった。
そのせいで会社を辞めるハメになり、一日中ピカ姫様のお世話をするハメ・・・いや、お世話をさせていただいているのである。
ピカ姫様は意外と早くに起きる。
朝の5時前には飯を作っていなければ、空腹のピカ姫様による目覚まし電撃で朝を迎えるハメになる。
「ピカ姫様・・・おはようございます。どうかこのワタクシめが作らせていただいた朝食をお召し上がりください・・・」
私はピカ姫様が御立ちになられているテーブルの前で膝を付き、深々と頭を下げた後に両手で朝食を差し出す。
ピカ姫様は不満そうなお顔で朝食の臭いをクンクンと嗅ぐ。
「ぴっかぁ~・・・ちゃっ!」
足でその朝食を蹴飛ばされた。私の顔面にケチャップ味に調理されたポケモンフードがこびりつく。
「いかがなさいましたか!?ピカ姫様!本日もピカ姫様の大好物のケチャップ味の調理を・・・アババババババbbb!!」
「ぴかぴっかちゃあ~!!ぴかぴっ!!」
どうやら、今日はケチャップ味ではなく、ソース味の気分だったようだ。
ピカ姫さまが発した電撃が私の身体中を流れる。そのショックで私は床に伏せてしまった。
しかし、このまま横たわっていると、今度は顔面に頭突きを喰らわせられる。
気合で起き上がり、朝食を作り直すためにヨロヨロと台所へと向かう。
ピカ姫様は呆れたような鳴き声を上げ、私が朝食を作り直す様子をジトリとした目つきで見張り始めた。
朝食をソース味に作り直し、ピカ姫様にご提供する。
「ぴかぴ…」くんくん
ピカ姫様は匂いを確認するとフンと鼻を鳴らしてモソモソと食べはじめた。
しかし、食べ終わった途端、「ぴかぴかちゃあ!ぴかぴっ!!」と私に野次を飛ばす。どうやら、味付けが濃すぎたらしい。
ピカ姫様からお説教を受けていたの時、妻と息子が起床し、リビングへと現れた。
「ピカ姫様、おはようございます…」
「ちゃあ!」
「ピカ姫様、おはようございます。今日も可愛らしい御顔立ちでいらっしゃいますね」
「ぴかぴっか♪w」
妻はピカ姫様のご機嫌を取るためにお世辞を言う。それを真に受けてピカ姫様は上機嫌になるのだ。
ピカ姫様は私達家族が食事をする最中にも、ワガママっぷりを惜しみなく見せつける。
先ほど朝食を済ませたばかりのピカ姫様は、私の皿から勝手にオカズを奪い、テーブルの上を歩き回って妻と息子の分の飯にも手を付ける。
もちろん、それを制すると電撃、もしくは鋭い爪攻撃が飛んでくるので引きつった笑顔で「どうぞ」と差し上げ無ければならない。
不愉快な気分で朝食を済ませると、妻は職場、息子は学校へ行く。
その後が大変なのだ。失業中の私は、ピカ姫様のお世話をしなければならない。
コンビニに向かおうと家を出ることさえも、ピカ姫様は許してくださらない。
なのでピカ姫様が居る限り、私はニート、いや、ピカ姫様のお世話係という重要な役職に就いているしかないのだ。
基本的に食事以外にお世話をすることがないのでそれほど手はかからないのだが、
ピカ姫様はオスのピカチュウをどこから連れてくるのか知らないが、家へと連れ込み、毎日のように交尾に励むのだ。
オスピカとピカ姫様の喘ぎ声は絶え間なく家中に響き渡る。
オスを一度に数匹連れ込んで乱交したり、多い日は5回以上連続でヤるのだ。
「ぴかぴっかあぁーっ!ちゅうぅぅーっ///」
「ぴっきゃああぁ~っ!ちゅああぁ~ん///!ちゃぴかあぁぁ~///」
私は怪物を家に連れ込んだ『業(ごう)』により、妻からは愛想を尽かされていた。
そのお陰でもう何ヶ月も性交にはご無沙汰している。
しかし、ピカ姫様の無駄に色気のある喘ぎ声を毎日、聴くことによって、私は
獣姦の性癖に目覚めてしまっていた。
しかし、ピカ姫様を犯すなんてことは恐れ多くてできやしない。
なので、私はピカ姫様の喘ぎ声を聴きながら
エロサイトで
獣姦ものの動画を見て、性欲を処理するのだ。
毎日、そんな生産性のない屈辱にまみれた日々を送っていた。
しかしある日、私達家族を転機へと導くTVニュースを目にしたのだ。
その日はいつものように、ピカ姫様の喘ぎ声が響き渡る我が家の自室でテレビニュースを眺めていた。
ニュース『…と、このようにポケモンを虐待死させる事件は後を絶ちません。先日、死刑が確定した無職の斗央呑容疑者も、非常に残忍な手口で幾多ものポケモンを虐待しておりました。一匹目に飼っていたピカチュウは、頬の電気袋を破損されており、電撃を放てない状態にされてから、あらかじめ用意していた檻に入れられました。そして斗央呑死刑囚の極めて残虐な手法により、心身共に深い傷を負わせられておたそうです…』私は立ち上がり、頭の中で「その手があったか!!」と叫んでいた。
ピカ姫様の脅威は電撃。頬の電気袋を潰してしまえば、電撃は放てなくなり、引っ掻きしか脳がないネズミと化す。
「そうだ…これだ…」
私の思考は狂気に満ちていた。その顔は凶悪殺人鬼にも劣らぬおぞましい笑みを浮かべていただろう。
私は興奮と緊張によって震える右手でプラスドライバーを持ち、ピカ姫様のいる部屋へと向かった。
都合よくピカ姫様のセフレピカチュウは家から出ていた。性欲を解放しきったピカ姫様はリビングのテーブルの上で、大の字に寝転んでいる。
静かに…足音を立てないように無防備なピカ姫様の元へと近づく。これまで家族が受けてきた屈辱、怒りがドライバーを握る右手の握力に変換される。
「ちゃぁ~…ちゅすぅ~ーー…」
寝息を立てているピカ姫様の頭上に右手をを浮かばせる。緊張のあまり手汗が垂れてしまいそうだ。
ドライバーの先はピカ姫様の右頬を捕らえているが、ブルブルと小刻みに震えている。
(今だ…!!!ヤってやる…!!!)
ドライバーを振り下ろそうとした瞬間、ピカ姫様の身体がピクン、と痙攣した。
私は驚いてしまい、ひっ、と声を漏らしてしまった。
「…ぴかぴっ!?」
声に反応してピカ姫様が目を覚ます。ドライバーを構えている私の姿を捕らえ、一瞬にして電撃を放つ判断を取った。
「…ッぴっがあぁ!!」
「ッアァアァァアアアアァァァッ!!」私は直ぐ様、ドライバーを振り下ろした。
見事、ピカ姫様の右頬にそれは刺さった。しかし、ドライバーを通じて強烈な電撃が私の体の神経に衝撃を与える。
「ッゲアァァァアアッ!!」
「ぢゅあああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!」ピカ姫様と私は同時に絶叫を上げる。
電気袋はまだ左側が残っている。何としても潰さねば、こちらがヤラれてしまう!
再び、私は絶叫を上げながらドライバーを振り下ろした。しかし、狙いがズレてピカ姫様の左腕の付け根に刺さってしまった。
「ぴがちゃああああぁぁぁぁー!!」ピカ姫様はこれまでの人生で感じたことのなかったであろう、激痛で泣き叫ぶ。
余計な傷を付けてしまっては厄介だ。私はドライバーを左頬にあてがい、思い切り貫通させた。
「ぢゅうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」先ほどよりも軽いショックの電撃が体中を駆け巡る。
ピカ姫様の電力はすでに体外へと漏電し始めているようだ。
ピカ姫様は泣き叫びながら、電流と血が溢れ出す両頬を抑え、テーブルにうずくまった。
身体はガタガタと震え、恐怖が貼り付いた表情で私を見据えている。
「ピカ姫様…私達家族はあなたの粗暴な振る舞いに耐えきれません。これまで私達が受けてきた屈辱を…あなたに『
躾』という形で返さねばなりません…。」
「ちゅ…ちゅうううぅぅぅぅ…!!」
私は、震えるピカ姫様の身体を両手で抱き、書斎へと向かった。
書斎の奥にあるタンスの中にダンボールを用意する。ピカ姫様はその中にスッポリと収まった。
身体は丈夫な縄で亀甲縛りをし、両手足はかなりキツめに縛った。もう身動き1つできないだろう。
「ぴっかああぁぁぁっ!?ちゅうぅっ!ちゅー!!」
ピカ姫様は涙を流しながら私に侮蔑の言葉を浴びせる。
「この状況下で私を『ケダモノ』とでも罵りますか。ピカ姫様…あなたはわかっていらっしゃいません。実に…愚かなことでございます」
私は部屋着を脱ぎながら、冷静な口調でピカ姫様をたらしめる。
ズボンとパンツを脱ぐと私の怒張したペニスが、ピン、と上下に揺れた。
ピカ姫様は息を呑むようにして、小さな悲鳴を上げた。
「ピカ姫様は野良のピカチュウを我が家に呼び込み、幾度となく性交に励んでいらっしゃいましたね…。
しかし、今のその反応…人間のペニスを見るのは初めてなようですね…」
ピカ姫様は私の股間を恐ろし気な目で見つめる。
私は身をかがめ、ピカ姫様の身体を両手でゆっくりと撫で回した。
「ちゃああぁぁー!ぴかあぁぁぁぁ!!」ピカ姫様は絶えず、恐怖を感じている。その泣き声と表情が私を興奮させる。
右手でピカ姫様の乳房を揉みしだく。そして左手でピカ姫様の性器をクチュクチュと犯しまくる。
「ぴっきゃああぁぁぁぁぁぁああぁぁあ!!ちゃああぁぁぁあぁぁぁぁぁあああぁあ!!」ピカ姫様は頭を左右に振りながら泣き喚く。涙があちこちに飛び散って床を濡らす。
「ピカ姫様・・・こんなに濡れてますよ・・・?よっぽど私に犯されたかったんじゃないですか・・・?」
私はピカ姫様の目の前で、左手に絡みついた愛液の糸を引かせる。
ピカ姫様は「ちゃあぁ!!っちゅーーー!」と私を罵倒する。
「そろそろ我慢できません・・・今から私は、貴方を犯します・・・」
「ぴぃっかあああぁぁぁああぁぁ!!ちゅやあああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
私は性器が、ピカ姫様の中に進入していく。
「っちゃああああああああああああああああ!!!!!!」私の性器は3分の2程度進入すると、ゴツリとピカ姫様の子宮に激突した。
やはり人間とはサイズが合わない様だ。
「アァッ・・・ピカ姫様の奥に・・・当たってます!!」
激しく腰を振ってピカ姫様の子宮を突きまくる。
「ちゅぎゃあぁぁっ!!ぴがっぴがああぁぁぁぁ!!ぴがっちゅうううううぅぅぅぅぅう!!」バタバタと体を捻って暴れるピカ姫様を、私は無心で犯しまくった。
私の肉棒がピカ姫様の膣内で暴れるたびに、ビクンビクンと膣の筋肉が締め付けられる。
数分で私のペニスは絶頂を迎えた。
「アッアァッ・・・!!ピカ姫様ァァ!!中に・・・射精(だ)しますぅっ・・・!!」「ちゅあああぁぁ!!??ぴきゃあああぁぁぁぁぁぁーーー!!」私の肉棒が激しい痙攣を起こし、ピカ姫様の膣内を白濁液で汚した。
ピカ姫様は涙、鼻水、唾液をこぼしながら白目をむいて絶叫し、失神してしまった。
ポケモンなんかと性交に及ぶなど、これまで想像したこともなかった。
しかし、これは・・・なかなかイイ。失神するピカ姫様を見つめると、私のペニスは再び硬度を増していく。
私はそのまま、ピカ姫様を3回続けて犯した。
「・・・ただいま帰りました・・・」
息子が学校から帰ってきた。
「ぴっかっちゅ?」
ピカ姫様に怯える息子の前に、ピカチュウがひょこりと姿を現す。
「っひ・・・!ピ、ピカ姫様・・・ただいま帰りまし・・・うわっ!?」
「ぴっかぁ~♪ちゅっちゅ~~~♪」
ピカチュウは息子の胸に飛びつくと、頬をすり寄せて思い切り甘えた。
「おかえり・・・」
「パ、パパ・・・!ピカ姫様が・・・!?なんか・・・!?」
「ぴかぴっか~♪ぴっかっちゅー!」
「驚いただろう?ピカ姫様とゆっくり話し合ったんだ・・・。
どうやら私達に対する態度を改めてくださるようだ・・・。
もう一度、仲良く四人で、平等に暮らしてくださるそうだ」
「ほ、ほんと!?ピカ姫様・・・良いんですか!?」
「ぴっかぴ?・・・ちゅうちゅう~!♪」
「・・・あはは!ピカ姫様ー!・・・へへへ!急にこんなに甘えてくるなんて・・・かわいいなぁ~!」
「ぴっか♪ぴっかちゅっちゅ~~~!♪」
「あははははは!くすぐったいよー!」
・・・無論、そのピカチュウはピカ姫様ではない。
ピカ姫様とは別のポケモンショップで買った、ピカチュウだ。
ピカ姫様よりも割高な値段だったが、「♀、とても素直で懐きやすく飼いやすい、とっても賢い性格」とプレートに書かれていたのを見て、すぐさま購入した。
そして家に帰り、息子と妻が帰ってくるうちにピカチュウに息子と妻の写真を見せ、家族構成を学ばせた。
結果、そちらのピカチュウは初対面の息子と妻を警戒することなく、ピカ姫様の影武者として、我が家の一員となったのだ。
妻は「あれが本当にピカ姫様なのか」と、しばらく驚愕していたが、必要以上のことを語らない私の顔を見て、何かを察したような表情になっていた。
息子はその晩、遅くまでピカチュウと遊び、はしゃいでいた。
妻と息子とピカチュウが床に就いた頃、私は書斎の奥へと足を運んだ。
・・・お楽しみはこれからだ。
後編へ続く
- 2012/10/22(月) 00:17:54|
- リクエスト作品
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