ここはロケット団本部の地下室。
室内に設置された拘束具に、サトシのピカチュウが大の字に磔(はりつけ)にされている。
そのピカチュウの暴れる音と鳴き声が室内に響き渡る。
監視役を任された団員が2人、ピカチュウの鳴き声などお構いなしに談笑している。
ロケット団員1「ムサシさんとコジローさん、とうとうサトシってガキのピカチュウを奪い取ったな!」
ピカチュウ「ピカピカアァァー!ピガッ!!ヂュウゥゥゥゥゥゥッ!!」バタバタ
ロケット団員2「あぁ!さすがムサコジコンビだ!あのお二人がサカキ様に表彰されてるうちに、コイツをいたぶっちまおうぜ!」
ピカチュウ「ピガヂューッ!ピイィィカァァァァ!」バタガチャバタガチャ
団員の2人は手にムチを持ち、ゆっくりとピカチュウに近づく。
ピカチュウ「ピイィカァァァ …ヂュウゥゥゥゥゥゥッ!!」
バチバチバチバチバチ!!ピカチュウは拘束されたまま、2人に電撃を放つ。
団員『うギャァァァ!…なぁ~んてね♪』
「ピ…ピカピィ!?」
「おバカなピッカちゃんでチュねェ♪俺達が電撃対策をしてないとでも?」
「思ったかァ!オラッ!オラララァァ!!」バシッバシィッ!!
「ビガッ!ビガヂャァ!ピカピイィ!!」
2人はムチでピカチュウの身体をシバき始めた。
『オラオラオラオラオラオラオラオラァ!』バシバシバシバシ!!
「ピガピッ!チャァァ!ピカチャァァー!」
「今までテメェに壊されたメカの損害賠償は…身体で払ってもらうぜえェェー!!」
2人はピカチュウの顔を狙ってシバき続ける。
「チュビャァァー!ビガァッ!ビッ!ビガッピイィィーーー!!」
さすがのピカチュウも痛みに耐え切れず、泣き出してしまった。
身体中、ムチの痕だらけになり、遠目で見ると、赤っぽい姿に見える。
「ピガァ…ヂュゥゥ…」シクシク
「泣いてるぜコイツwww」
「メwシwウwマwww」
ドゴッ!グリグリ・・・!
片方の団員がピカチュウの顔を踏み付け、拘束具に押し付けてグリグリと足を動かす。
「ヂウウ!!ヂーウー!!」バチバチ!
ピカチュウは再度、電撃を放つ。
「だァ~から無駄だっつってんだろォー!!ボケピカ野郎ォー!!」
ピカチュウの頭を強く蹴る
「ヂュッ!ヂュギャァァ!!ピガピィ!」
「オイオイ!死ぬって!『死なない程度にいたぶれ』って御命令だったろ!?」
「イケネwww」
「ピ…ガ…ヂゥ…」ピク・・・ピク・・・
ピカチュウは顔面は血で濡れていた。
あの可愛らしい顔はボコボコに腫れ上がっている。
「あー!いたぶり足りねェー!」
「そんなアナタにこれ~♪
『回復のくすりィーーー!!』」
「イイネ!」
シューーーー!!
「ピカッ…チャァァ…!」
ピカチュウの身体は一瞬にして傷が治った。
痛みが消え、安堵のため息をつくピカチュウ。
『元気100倍になッたトコロでェー…!』
「ピッ!ピガアァァァァァ…!?」
『いたぶり再開ィーーー!!』
バシバシバシバシ!!
2人はさっきよりも強く殴打する!!
「ヂュアァァ~~~!!ピッガアァァ!!ピガッピガァァーーー!!!」
「元気100倍って言えばよォ~~~・・・『アンパンマン』て居るよなァ~~~!!」
「アァ!?」バシバシバシバシ
「ヂュギュッ!ヂュギュアァァ!!」
「敵と闘ってて顔が濡れて…バタコさんから新しい顔を受け取ったら
『元気100倍!』って言って形勢逆転するケドよォ~~~!!
そんなに体力の最大値があるんなら…なァ~~~んで最初からMAXの状態で闘わねェ~~~んだよッ!!
クソッ!!クソがぁぁぁ!!
元気100分の1の状態で戦闘開始してる時点で相手を舐めクサってるよなァ~~~!!
ムカつくぜッ!!クソッ!!クソッ!!」
片方の団員は突然、怒りの矛先をアンパンマンに向けたが、そのとばっちりは全てピカチュウに飛んでいく。
さらにはムチではなく、素手でピカチュウを殴りつけていく。
「アンパンチ!!アンパンチ!!アンチ☆ピカチュウパンチ!!」
「(あんだけ言っといてアンパンマンの技使うんだ)」
「ベガヂャ!ビガヂッ!!ヂュギュゥゥ!!」
ピカチュウは再び、血まみれボコチュウになった。
これまでにない地獄を味わう空間に、アナウンスが流れる。
『こちら監視室!どうやらピカチュウのトレーナーの小僧が本部に乗り込んできた模様!!
速やかに撃退するので、室内のモニターでその様子をピカチュウに見せてやれ!』
『盛り上がってキターーー!!!』
団員がリモコンのボタンを押すと、大きなモニターが降りてきた。
画面いっぱいに本部に進入してきたサトシの姿が映し出される。
「ピカッ…!ピカピィー!!ピカッッッチューーッ!!」
ピカチュウはサトシの姿を見て希望を見出し、「僕はココだよ!早く助けて!」と訴える。
アナウンス『撃退準備完了!!3…2…』
団員「ワクワクwww」「テカテカwww」
『1…ファイヤァァァーーー!!』
サトシ「ぬわーーーーっ!!」
天井に設置された火炎放射器からの超高温の炎が放たれる。サトシは一瞬にして消し炭となった。
「ピ…ピカァァァァーーーッ!!
ピカピィィカァァァーーーッ!!
ビガヂューーー!!!」ピカチュウは絶望の表情を浮かべ、黒こげのサトシの死体に向かって叫び続ける。
団員たちは腹を抱えて笑い転げる。
「ビ…ビ…ガァ…チュウゥ…
ビガ…チュゥゥ~…」ピカチュウの目から涙が流れ落ちる。
そんなピカチュウに追い打ちをかけるかのように、アナウンスはこう告げた。
『地下室の2人!聞こえるか!?たった今、小僧の焼死体からなかなかイイものを見つけた!モニターを見ろ!』
団員の2人とピカチュウはモニターに目をやる。
モニターには、1人の団員がサトシのリュックサックから何かを取り出し、カメラに向けた。
複数のモンボと、ポケモン図鑑だ。
それぞれのモンボの中には、ピカチュウが入っていた。
「なんだありゃ?あのガキ、ピカチュウマニアだったのか?」
「お!こっちのピカちゃんはあのモンボの中身を初めて見たって顔してやがるぜ!」
「ピカ…ピカピィ…!?」ガクガク・・・ワナワナ
ピカチュウはサトシが自分以外のピカチュウを捕獲していたことを初めて知り、ワナワナと戦慄する。
『ポケモン図鑑には日記を付ける機能があったようだ。今からここ最近の日記を読み上げていくぞ』
モニターに映る男が不敵な笑みを浮かべながら日記の内容を晒す。
『○月○日、最近、古株のピカチュウとのセックスに飽きた。
もはやアイツのアナルはガバガバで気持ち良くない。別なピカチュウを捕まえて犯そう』
『○月▲日、野生のピカチュウをたくさん捕まえた。
どいつも淫乱な奴ばかりで、俺との乱交でイキまくってくれた。古株のピカチュウには内緒だ。
アイツは嫉妬深いからバレたら面倒だからな』
「ピカッ!?ピカチューッ!!ピカピカァァ!!」バタバタ!
ピカチュウは「そんなの嘘だ!!デタラメだ!」と言わんばかりに泣いて暴れる。
「うるせぇよw黙ってろガバガバアナル野郎www」
団員が殴打し、ピカチュウは暴れるのを止めた。
『○月×日、古株ピカチュウは俺が他のピカチュウを捕まえたことも、乱交していることにも気づいてない。
バカなやつだ。あいつはもう性欲処理には使えない。ロケット団に引き渡そうかな』
『◆月○日、とうとう、ロケット団が古株ピカチュウを俺から奪ってくれた。
これで心置きなく、新しいピカチュウ達との乱交を楽しめる。サンキュー!ロケット団!』
『◆月×日、タケシとヒカリが「ピカチュウを助けに行かないのか」とうるさい。
確かに主人公の立場上、嫌でもピカチュウを助けに行かなくてはならない・・・
俺は重い腰を上げ、形だけでもピカチュウを助けに行くことにした。』
『以上。日記はここで終わっている。そしてこのザマだ。そっちのピカチュウは不憫だな。
トレーナーに愛想尽かされてたことにも気づいてなかっただろ?』
団員の言うことは当たっているようだ。
ピカチュウはショックで青ざめ、目は虚ろになり、生きる希望を無くしているのがその表情からわかった。
団員の二人はさらに爆笑する。
『あ、それと・・・たった今、サカキ様から連絡が入ったんだが・・・このモンボの中のぴかちゅう達の方が
そっちのピカチュウより戦闘能力が高いそうだから、そっちの哀れなピカチュウは殺していいってさ!んじゃ!』
モニタの男は通信を切った。
地下室に訪れる沈黙。それは団員の更なる爆笑で破られた。
「・・・ッギャーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」
「おい!ガバマンピカチュウwww聞いたかwwwお前、もはやここでも用済みだってよwww」
ピカチュウの耳を掴み、グイグイと引っ張りながら団員は言う。
「一思いにwww俺らが痛めつけてから殺してやるよwww」
「ぴ・・・ぴか・・・ぁ・・・ちゃあぁぁ~~~・・・」
ピカチュウはどんどん絶望の表情で顔が暗くなっていく。
団員はケーブルの先端がクリップ式になっているコードをピカチュウの耳にはさみ、繋げた。
「ぴかちゃあぁ・・・!ぴっか・・・ぴいぃー!」
ピカチュウは「もう止めてくれ!」と言わんばかりに泣き叫ぶ。
「すいっち、おん!」ピッ!
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!「ヂュアアアアァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」「どォ~だァ~!?1000万ボルトの電流はァ~!?てめェのチンケな電撃の100倍だぜェ~!?」
「電気ねずみがwww電気でwwwヤられてwwwマチュウwwwぶwざwまwでwチュウwww」ゲラゲラ
「ヂュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ~~~~~~!!!!!!」バリバリバリバリピッ
「フゥ~!ねぇねぇ、ぴっかちゃん!どう?どんな感じ?得意の電撃でいたぶられる気分は?」
ピカチュウのプライドはさらにズタボロにされた。
愛するトレーナーに見捨てられていたことに加え、電気ネズミであるにも関わらず電撃で悲鳴を上げさせられているこの仕打ち。
今のピカチュウの望みはただ一つ、死だった。
「ぴが・・・ぴがぴ・・・ちゅうぅぅ~・・・」シクシク
「『もう、殺してくだチャい・・・』だってさwww」
「んじゃ・・・殺ッチャう?」
「殺る殺るぅー!」
片方の団員はペンチ、もう片方の団員は包丁を手にする。
「ピガ・・・ピガァ
ァ・・・!!」ガクガク・・・ジョォォォ~~~
ピカチュウは自分の死期が近づいているのを察知し、失禁した。
「あらら・・・ピッカちゃん、オチッコもらちちゃったのねェ?
そーんなピッカちゃんのオチムポン・・・ペンチでムンズー☆」
ピカチュウのペニチュウをペンチで握る。
これまでにない絶叫を上げるピカチュウ。
「そしてェ~・・・・・・・・・・
エイシャラアァァァァァァァーーー!!!」ブッチィ!!「ッッッヂャアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」ピカチュウはペニチュウを引き抜かれ、さらに絶叫する。
「お次はオイラの番!この包丁をピッカタンのガバガバアナルに挿入しまーす☆」
団員はピッカタンのガバガバアナルを指で広げ、包丁を中へ挿入する。
「ぴぎゃあぁああぁあぁあぁぁ!!ぢゃあああっぁああぁあぁああ!!!」「そーれ!ピストン運動開始ィィーーー!!」
包丁を上下に動かす!!
「ッヂュッギャアアァァァァァァーーー!!ピッガヂャアァ!!ヂュアアァァァァア!!!
ピッがピガッピアがピアががハガピガアアァァァッァッァ!!!!!!」ピカチュウは声にならない叫びを上げる。
ペニス(が在った場所)とアナルからおびただしい出血をしている。
「ヒャハハハハハハハ!!!キモチイイかァー!?キモチイイんだろォー!?ヒャーーーッハハハ!!」
ピカチュウは出血によって体が青白くなっていく。もう限界だ。
突然、男は手を止めた。
「ピッガピァ・・・ぢゅううぅぅぅぅぅ~~~!!」
「お前はクズポケモンだ。このくらいの拷問で死にそうになりやがって」
「そんなんだからトレーナーに見放されんだよ、このザコクソチュウが!!」
「ピ・・・ガァ・・・ヂュウゥゥゥ~~~・・・」
「テメェ、何のために生まれてきたの?もうさっさと死ねよ」
「死んだ後もサンドバックのようにメチャクチャにしてやっからよ!オラ!死ね!!」
「ピガ・・・ピィ・・チャアァ~~~・・・」シクシク・・・シクシク・・・
ピカチュウは男達から死に際に侮蔑の言葉を浴びさせられたが、
抵抗する気力もなく、ただただ体力の限界が来るのを待つのみだった。
そして、とうとうそのときが来た。
「ピ・・・カ・・・
ヂュ・・・」ガクリ
「死んだー♪」
「いぇーい♪」
団員はハイタッチをし、部屋に飛び散ったピカチュウの血を拭った。
「この死体、どうする?サンドバックにすんの?」
「いや、フツーに棄てるっしょ」
ピカチュウの死体は速やかに処分された。
おわり【あとがき】
最近、ヌルい作品ばかり書いていたので原点回帰を意識しましたが、いかがだったでしょうか?
やっぱピカチュウにとって救いようの無い作品を書くのは楽しいです!
ちなみに、この作品は当ブログで公開するより先に、VIPに投下しました。
しかし、作品の内容と時間帯が悪かったせいもあり、ほとんどレスはつきませんでした。
ミジメだったでチュウ・・・!
- 2012/09/04(火) 02:18:53|
- ピカ虐(短編)
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