今回のリクエスト元はこちらです。
とある山岳地帯。そこにたくさんの群れを成したピカチュウ達の集落があった。
「ぴかぴかぁー!」タタタ!
「ちゃあちゃあ!」トテトテ
「ピカピカピィー!」ピョコピョコ
仲間達とかけっこをして遊ぶ子ピカチュウ達、卵を孕み、我が子の誕生を待ち望む母ピカ達、眺めのいい崖でデートをするカップルのピカチュウ、そして親と一緒に木の実を食べるピチュー達。
「ぴいっちゅぴいっちゅー!」モグモグ
「ピカピカ♪」モグモグニコニコ
澄み切った爽やかな空気が溢れ、穏やかな気候に恵まれた土地で、ピカチュウ達は平和に暮らしていた。
しかし、その平和は突如として奪われてしまう。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…………「ピカピッ!?」「ちゅあっ!?」「ぴいっちゅー!?」
山岳地帯に地響きが鳴り渡る。ピカチュウ達は本能的に大きな危険を察知した。
「ちゅぴかぁ!?」
「ピカピカチュ…!?」
慌てふためくピカチュウ達の前に、悪魔たちは地中から勢い良く飛び出してきた!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…ドガァッ!!!「サパァァーーーッ!!」
「ンドッパァァーーーッ!!」
「ンパン!ンパーーーンッ!!!」
なんと!サンドパンの大群が集落を襲いに来たのだ!!
ピカチュウ達は青ざめ、恐怖の悲鳴を上げる!!
「ちゅうあぁぁーーーっ!?」
「ピガピィーーーッ!?」
「ぴぃぃちゅううううう!?」
「「「サパァサパァァァァッーーー!!!」」」サンドパン達は手当り次第にピカチュウ達に襲いかかり、辺りにピカチュウ達の血と断末魔を撒き散らす!!
ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!
「ヂュアァー!!」「ベガヂュアァーー!!」「ぴぎゃぁぁぁ!!」「ぴいぢゅううう!!!」
「サパァァッ!!」ザシュ!!
メスピカ「ぢゅあぁー!!」ブシュウゥ!!
オスピカ「ピカピィィ!?」
デートをしていたカップルのピカチュウが襲われた。オスピカがメスピカの手を引いて逃げていたが、メスピカの両足が切断されてしまった。
「ちゅあぁぁ!!ぴきゃぁぁぁ!!」
痛みで絶叫し、オスピカに助けを求めるメスピカ。
「ピガァァヂュウゥゥーーー!!!」ダッ!!
怒りに身を任せ、サンドパンに飛びかかるオスピカ。
「ンパンッ!!」ザシュ!!
サンドパンはいあいぎりを放ち、すれ違いざまにオスピカの左目を切り裂いた。
「チュギャァァァァ!!!」ゴロゴロ!!
地面に不時着し、左目を抑えてのたうち回るオスピカ。
サンドパンはオスピカの目の前にメスピカを蹴飛ばす。
ドゴッ!
「ちゅあぁぁっ!!!」ドテッ
「ンパン、ンパン!!パンパン!!」
(テメェの女を俺様が目の前でパンパンしてやるパン!)
サンドパンはメスピカをバックから犯し始めた!
パンパンパンパンパンパンパンパン!!
「ちゅきゃーーーーぁぁぁ!!!
ぴがぴぃぃ!!ぴがちゃーーーーーーー!!!!!!」
「ビ…ビガァァァーーーーー!!!!」
オスピカは絶望の表情で絶叫した。
メスピカは泣き叫び、頭を振って両手を暴れさせて必死に抵抗をする。その度に両足の付け根から鮮血が吹き出していく。
「ぢゅあぁ!!!ぴきゃちゃぁぁぁ!!!」ジタバタ!!
サンドパンの性器は鋭い突起のような形を模しており、その先端は矢印(→)のように『反し』がある。自身の両手に持つ『爪』のように、性器も鋭くて硬いというセックスアピールをするための進化を遂げたと言われている。故に、サンドパンのメスの性器も通常のポケモンよりも強固な性質を持つと言われている。(非公式設定)
しかし、電気ネズミのピカチュウがそんな特異性を持つ性器をねじ込まれたらどうなるかは想像に難くない。
「ぴがちゃあぴがちゃーーーぁぁぁ!!!」ジタ…バタ!!
メスピカは性器の中を激しく損傷し、おびただしい量の血液を流している。その度にサンドパンのピストンは激しさを増し、メスピカは発狂し続ける。
「ビガッ…ヂューーーーゥゥゥ!!!」
オスピカはヨタヨタと立ち上がりサンドパンに掴みかかるが、サンドパンはメスピカを犯したままの状態でオスピカの両耳と両手を切断し、腹部を八つ裂きにした。
「ヂュアッ…!!」バタッ
「ちゅやぁぁぁぁぁーーー!?
…ぴ…ぴがぴいぃーーー!!!ちゅぴかちゃあぁーーー!!!」
メスピカは絶望の叫びを上げ、自らを「殺して」とサンドパンに懇願した。
しかし、サンドパンは無我夢中でメスピカを犯す。しかもそこへオスのサンドパンの群れか集まってきた。
「ちゅぴゃぁぁ!?」
群がってきたオスのサンドパン達は爪をメスピカの身体に突き刺し、穴を空けていく。
「びがぁぁぁぁぁ!!!」
その穴にサンドパン達は性器を突き刺し、犯し始めた。サンドパン達にとって軟弱な皮膚を持つメスポケモンは全身マンコへと早変わりするのだ。
「ちゅやぁぁぁぴきゃちゃぁぁぁ!!!
ぴがぁぁぁぁちゅぅぅぅぅぅーーー!!!」
四方八方から性器を挿入され、全身を異種強姦されるメスピカ。激痛で気を失いそうになったが、サンドパンに殴られて無理矢理意識を戻されてしまう。その地獄を繰り返され、サンドパン達が射精を終えた数分後に彼女は出血多量で死ぬことができた。
また別の場所では。
「ちゅぴかぁぁ!!ちゅあぁーーー!!」タタタ!
「サーンドッ!!バババァァーーー!!」ドドドド!!
お腹に卵を孕んでいるメスピカが追いかけられていた。
サンドパンは身重なメスピカの前に回り込む。
「サパァッ…サパァァーーーッ…!!!」ザッ!
「ちゅあぁぁぁーーー!!
…ぴぃ…ぴかぴぃぃ!!ぴか…ぴぃぃ!!」ガタガタブルブル
メスピカは恐怖で震え、『どうか…どうか見逃してくだちゃあぁっ!!』と懇願する。
「ぴかぴかぴぃ!!ちゅぴかぁ!!ぴかちゃぁぁ!!ちゅぴぃぃー!!」(このお腹の子は死んだ夫が遺してくれた大事な赤ちゃんなんでチュ!!お願いでチュ!!見逃してくだちゃあ!!なんでもいうことを聞きまチュから…!!どうか…!!!)
『サパァーーーッ!!』ザシュッ!!
メスピカの腹部に無慈悲なる一撃が放たれた。サンドパンは「きりさく」で文字通りメスピカの腹を切り裂いた。その腹部の傷口に手を突っ込み、卵を引きずり出す!
「サパァサパァ!!」グイッ!グググ!!
「ぢゅあぁぁぁぁ!?!?!?」
グチュグチュゴロリン!!!
メスピカの腹から真っ赤な卵が摘出された。メスピカは絶叫を上げ、倒れ込む。
サンドパンはさらにメスピカに追い打ちをかける。
「ンパンッ!!」ザシュ!!
「ぢゅあーーー!!」
メスピカの耳を切り裂いた。さらにその切断された耳を掴み、メスピカの腹の中に突っ込んで臓物をゆっくりとかき混ぜた。まるで温かい具だくさんのスープをかき混ぜるかのように、ゆっくり、ゆっくりと。
「ぢゅぴぎゃぁぁぁぁちゅびかぁぁぁぴがぴがちゃぁぁぁぁぢゅびびびがががぢゅぁぁぁぁぢゅぁぁぁぁ!!!!」
メスピカは白目を剥いて絶叫する。ひとしきり彼女の臓物を弄んだのに飽きたサンドパンは
「サパァッ!!」グチャ!!
と卵を割り、中から現れたピチューを貪り食い始めた。相当お腹が減っていたのだろう。
「ぢゅ…ああぁ!!!ぴが…ぴいぃ…!!ぴがちゃあぁ…!!!」
「モグモグ…サパァ……モグモグ……サパァッ!」ペッ!!
ピチューの味はサンドパンの舌に合わなかったようだ。路上にガムを吐くように、ピチューの肉片をメスピカの顔面に吐き捨てた。
「ち………………ゃ………………」
腹部から臓物と鮮血、さらに顔からは涙を流しながらメスピカは絶命した。
そしてまた別な場所では。
「ピカピイィィ!!ピカァァッ!!ピィーカァーーー!!」ザッザッ!!
オスピカが必死になって穴を掘っていた。息子のピチューを地中に生き埋めにされてしまったのだ。
オスピカは慣れない穴掘りによって爪が剥がれ、両の手を血で濡らしてしまっている。サンドパンは地中に姿を眩ませ、まるでオスピカの必死な穴掘りを嘲笑っているかのようだ。
「ピガァッ…!!チュッ…!!ピカアァー!!
ピガァーーーー!!」ザッザッ…ガリッ!!ザッザッ!…!
泣きわめきながら懸命に穴を掘り続ける。息子は地中でどのくらい息が持つだろうか。1分、いや、数十秒程度だろうか…。
「ピカピッ!?ピカァァッ!!」
その時、息子の足が地中から出てきた。オスピカは力を込めて足をつかみ、ピチューを引っこ抜いた。
愛する息子よ、どうか生きててくれ!と願いを込めて…。
「チューーーッ!!」ズボォッ!!
見事、ピチューを地中から掘り上げることに成功した。しかし…
「チュ…チュアァァァァー!!!!」
ピチューはすでに息絶えていた。想像を絶する苦悶の表情で白目を剥き、下半身からは糞尿を漏らして無残な姿へと変えられていた。
「ヂュチャアァァァァァーーーッ!!!ピィガチャァァァァ!!!ピガヂューーーーーツ!!!」
怒りと絶望により、パニックを起こすオスピカ。
そこへピチューを埋めたサンドパンが地中から姿を現し、オスピカにみだれひっかきを喰らわせた!!
ザシュザシュザシュザザザザッシュ!!!!
「ヂュギャピギャギャチュギャァァァァァッ!?!?」
全身から鮮血を吹き出すオスピカ。そのオスピカの首根っこを掴み、先ほどまでピチューが産められていた穴に向かって顔面を叩きつけるサンドパン。
「ベガヂュッ!!!!」
オスピカは逆立ち状態で頭を埋められ、地上に露出した下半身をバタバタとさせて窒息と全身の激痛に悶えている。
「~~~ッ!!」モゴモゴ
サンドパンはイタズラに、オスピカの両足を切断してみた。
ザシュシュッ!!
「~~~~~~ッッッ!!!」モゴゴゴゴ!
オスピカの頭が地上にあるなら、どんな絶叫が聞こえたのだろうか。今、彼の体から発せられる音は、切断された両足の付け根から噴き出す鮮血の音だ。
やがて大量の血が周りの地面を濡らし終えたのと同時にオスピカはピクリとも動かなくなった。その原因は窒息なのか大量出血によるものなのかは、誰にもわからない。
一方こちらは集落の中心地。
「ピカァァァチャァァッ!!!」バチバチ!!
「ヂューーーッ!!ヂューーー!!!」バチバチ
「ぴぃがぁぢゅーーーーっ!!!」バチバチ
集落の中心では、勇気あるピカチュウ達がサンドパン達に攻撃を仕掛けていた。しかし、所詮は先ほどまで平和ボケしていた電気ネズミである。じめんタイプに電撃が効かないことも知らない馬鹿共だ。
サンドパンは涼し気な顔でひとしきり電撃を「浴びてやった」後、大舞台でワルツに合わせて踊る役者のように優雅な動きでピカチュウ達を切り裂いていく。
「~~~♪」ザシュザシュッ
「チュアァッ!!」「ビャアッ!!」「ぢゅぎゃぁ!!」
そしてサンドパンは「ころがる」
を使ってピカチュウ達の臓物を破裂させてふっとばす。
「ヂュゲボッ!!!」「ヂャギャッ!!」「ぢゅぎゅ!!」
ピカチュウ達は短く鳴いて血反吐を吐き、地面に叩きつけられていく。
当たりどころが良く、かろうじて一命を取り留めた者もいたが目玉が飛び出てしまい、一瞬にして自分の視界が暗闇に包まれたことでパニックになって泣き叫ぶ者もいた。
お腹の中に卵があるにも関わらず、果敢に戦いを挑んだメスピカもいた。しかし、体当たりで吹っ飛ばされてしまうその瞬間、腹の中からは「グチャリ」と、命の終わる音が聴こえた。
「ちゅ…あぁぁぁ…………!!!」グチュッ…ドロォ
倒れたメスピカの性器から、赤く濁った体液が流れ落ちる。腹の中で潰れて死んだピチューの体液だ。
愛する夫はこの子が生まれるのを何よりも楽しみにしていたのに…自分の力不足のせいでこの子を守ることができなかった。メスピカは自分を呪った。
「ぢゅ………ぴが…ちゃ………」
サンドパンはそんな不幸な彼女に追い打ちをかけるかのように、性器に鋭利な爪を突き刺した。
「っっっぢゃあっ!!」ビクンッ!!
メスピカは体を仰け反らして鳴いた。サンドパンは笑みを浮かべてそのままメスピカにのしかかった。
「ぢゅげぼっ!!」
再度、血反吐を吐くメスピカ。性器からは卵の破片やピチューの体液が噴き出す。サンドパンは何度も何度ものしかかりを喰らわせ、メスピカが血反吐を吐いて苦しむ様を愉しんだ。メスピカが鳴き声も血反吐も吐かなくなると、別なピカチュウ達にのしかかってまたそれを愉しんだ。
「ちゅうぁぁぁ~~~っ!!」タタタ!
「ぴきゃあぁぁ~~~っ!!」トトト!
「ぴかちゃあぁ~~~っ!!」テテテ!
「「「サパァサパァーーーッ!!!」」」ドドドド!!
自分達の卵を守るために必死に生き延びているメスピカ達の群れは、まだ残存していた。彼女達は卵を抱えて逃げ惑う。しかし、サンドパンは残酷な手段で彼女達を絶望のドン底へ叩き落とす。1匹のサンドパンが高く飛び上がり、着地と同時に拳を地面に向かって叩き落とした。
ドゴッ!!ゴゴゴゴゴゴ…!!!
ゴガガガガガガーーーン!!!
「「「「ちゅぴきゃぁぁぁぁーーーっ!?!?」」」」
サンドパンのマグニチュードが炸裂した。ピカチュウ達は壮絶なダメージを喰らい、山岳地帯の崖際に立っていたピカチュウ達はバランスを崩して卵もろとも崖に落ちていった。また、平地にいたピカチュウ達も次々と卵を落としていく。
パキャッ!!グチョア………
「ちゅきゃーーーーーーーーあああ!!!!」
落とした卵が割れてしまい、発狂するメスピカ。
コトッ……コロコロ…コロリンチョ……
「ちゅあぁっ!!ぴかぁ…ぴ…かぁぁ…!!!」ズリ…ズリ…
落とした卵は無事なものの、崖に向かって卵が転がっていく。急いで崖に落ちるのを阻止せねばならないが、マグニチュードを喰らってまともに身体が動かせない…。
「ちゅぴかぁぁ!!ぴかちゃぁーーー!!」
(神様!どうか私の卵が崖に落ちませんように…助けてくだちゃあ!!!)
コロコロコロ……………ヒューーーーン…
現実は非情である。卵は崖の向こうに姿を消した。
「ぴか…………ぴか………あぁ………!!!」ガクッ
メスピカは涙を浮かべたまま意識を失った。
「サパァサパァ!!」ガツガツ!!
「ちゅぴかぁぁぁぁーーー!!」
数匹のサンドパンは割れた卵の中身を貪っている。それを見た親ピカ達は「止めてくだちゃぁぁーーー!!」と泣き叫ぶ。孵化寸前で無理矢理卵を割られて食べられるピチューも居た。それらは皆、親ピカに助けを求めるようにして断末魔を上げていく。
「ピチューーー!?ピイヂュウウウウウゥー!!」グチャクチャアッ!
「ぴちゅぴいちゅうぅー!!ちゅぴちゅー!!!」グチョバキグチャアッ!!
「ぴかちゃあぁー!!ぴかちゅーーー!!」
親ピカ達は瀕死の重症を負っているので、我が子が目の前でサンドパンたちの餌食になっているというのに泣き叫ぶことしかできないでいる。
「サパァァッ!サパサパァ!!」カブッ!!
「ぢゅあぁぁぁぁ!?!?!?」
サンドパン達はピチューの肉だけでは空腹を満たせず、親ピカ達を捕食し始めた。身体の四肢や耳を切断し、生き血を啜る。そして腹を切り裂き、臓物を乱暴に貪り喰らっていく。
「サパァーーーッ♪」ズズズ!
「ぢゅぎゃぁぁぁ!!」
「ぴがちゃぁぁぁーーーー!!」
「ぢゅぎゃーーぴが…ちゃぁぁ!!!」
泡を吹いて激しく痙攣し、絶命していく親ピカ達。
近くではなんとかマグニチュードをかわしたピカチュウも居たが、結局サンドパンに追い詰められてしまっていた。
「ぴかぴぃ…ちゃあぁー!!」ガタガタブルブル
「サパァ…サパァ…!」ジリジリ…
「ちゅぴかぴかちゃあぁ!
ぴかぴかぴー!ちゅぴかぁぁ!!」
必死になって命乞いをするメスピカ。サンドパンは一本の爪をメスピカの額に押し当てる。
「ちゅあぁ!?」
徐々に額への圧力を強めていく。メスピカは卵を抱えたまま反射的に後退する。しかし、背後は目眩がするほどの断崖絶壁。
「ちゅちゃあぁ…ぴがぴぃぃ!!ぴがぁぁ!!」ジリ…ジリ…
その時、メスピカの卵にヒビが入った!
コトコト…パキョッ!
「ちゅあっ…!?」
「ンパンッ?」
「ピィッチュー♪」パカァァッ!
「ちゅっ…ちゅぴゃぁぁぁ!!!」
なんと、最悪なタイミングでピチューが生まれてしまった!なんと間の悪い子供であろうか。
「ピイッチュピ…?」キョロキョロ
ピチューは周りの状況を全く把握していないようだ。自分の母親と思わしきピカチュウが崖際で別な種族のハリネズミに爪で額に圧力をかけられている。
「ピイィ…チュピッ?」
右も左もわからないとは、まさにこのことである。
「ぴかちゃあ!ぴちゅぴぃぃ…!!」
『お願い!ここから急いで逃げて!』と息子に向かって叫ぶメスピカ。しかし、もう遅かった。サンドパン達がピチューの背後に回り込み、1匹ずつピチューの両手両足を掴み、それぞれの方向へ思い切り引っ張り上げる!!
ギュウウウウウウウッ!!
「ピチュピーーーッ!?!?ピィィチュゥゥゥッ!!!」
突然の激痛に悲鳴を上げるピチュー。4匹のサンドパンがピチューの両手足で4方向綱引きをしているところへ、さらに4匹のサンドパンが現れた。
その新たな4匹は鋭利な爪をピチューの両手足に当てて前後に動かした。それは大工がノコギリで丸太を切り当ててるのと同じポーズだった。
メスピカは『もう止めて!どうか…お願いしまちゅ!』息子だけでも助けてくだちゃあぁ!!と泣き叫び続ける。
ピチューは生まれた直後に両手足を切断されるという悲劇で涙を撒き散らし、泣きわめく。
「ピィィチュゥゥゥ!!!チュピィィィーーー!!!」
ギコギコギコギコギコギコ!!…ブチャアッ!!
「ビヂューーーーーーッ!!!」
ピチューの両手足は同時に切断され、4方向から勢い良く鮮血を吹き出した。
メスピカがピチューに駆け寄り、両腕を抑えて止血を試みるが全くの無駄だ。ピチューはどんどん死相を顕にしていく。
「ピ………チュ……ピ……」ブシュウゥ…ドクドク
「ぴがちゃあぴがちゃぁぁ!!!
ぢゅぴがぁぁぁーーー!!!」
サンドパン達に向かって怒号を上げるメスピカ。
しかし、サンドパンの1匹が隠し持っていたアイテムを取り出し、死亡寸前のピチューに投げつけた。
パアァァァァ…!!!
「ピ…チュ………!ピイッチュー!」パアァ…!!
「ぴかぴ!?ぴーかー!!」
サンドパンはせめてもの慈悲か、単なる気まぐれか。ピチューに対して「げんきのかたまり」を使ったのだ。ピチューの四肢はみるみるうちに再生し、元気を取り戻した。
「ぴかちゃーぁぁ!!ぴかぴぃ!!ぴかぁぁ!!」
「ピチュピー!ピチュッチュー!!!」
抱き合う親子。先ほどまでの絶望の涙が嬉し涙に変わった。
メスピカは「もしかしたらこのまま逃がしてもらえるのでは…」と微かな希望を抱いた。
その瞬間。サンドパンは「地割れ」を放った。
「サパァァッ!!」
ドゴオオオオン!!!
「ぢゅぎゃーー!!!??」
「ピヂュピーーー!?!?」
ピカチュウとピチューは地割れのクレバスに落ちていった。サンドパンが中を覗くと、クレバスの間に運良く挟まったメスピカが片手でピチューの耳を掴んで耐え忍んでいる。
「ぴがぴぃぃ!!ぢゅあぁぁぁーっ!!」
奈落の底で「鬼!!悪魔!!呪ってやりまちゅー!!」とサンドパンに向けて怒号を上げる母ピカ。ピチューもメスピカに掴まれている耳の激痛と死の恐怖で泣き叫ぶ。
サンドパン達は地面を砕いて土の塊を落としていく。メスピカにヒットする度、彼女は悲鳴を上げる。
しかしそこへ、あなをほるを使ったサンドパンがメスピカたちの目の前のクレバスから顔を出した。メスピカは悲鳴を上げる。
「ンパンッ!!」
今にも手を離して落ちてしまいそうなピチューをさらい、メスピカを取り残して地上に戻っていった。
「ぴがちゃぁぁ!?ぴがー!?」
クレバスに挟まり、1匹取り残されたメスピカ。
絶望の表情でうなだれる。
数分後、精神が衰弱したメスピカの目の前に再びサンドパンが穴を掘って現れる
「ぴ………か………」
「ンパンッ♪」サッ
サンドパンが白くて細い物体をメスピカに見せる。
メスピカはその物体が何なのか理解した瞬間、絶叫した。それはサンドパンに喰われたピチューの骨だった。
「ンパン!(返す!)」ブスリ!!
「ぢゅぎゃーーーぁぁぁ!!!」
サンドパンは律儀にもピチューの骨をメスピカに返しにきたのだ。「親の目の中に息子の骨を突き刺す」という形で。
激痛で暴れるメスピカは挟まっていたクレバスからズルリと落下し、奈落の底へと落ちていった。
こうして、サンドパン達がピカチュウを喰らい尽くしたことにより集落は壊滅した。胃の中に食料を貯め込んだサンドパン達は地中に潜り、長い眠りについた。
~数ヶ月後~
「ぴかぴかちゃあ♪ぴかぴ♪」
「チューチュー!ピッカァ!」
「ぴぃーか!ぴいかちゅー♪」
「ぴちゅぴーちゅー!ぴちゅぴー!」
「ぴっちゅちゅぴっちゅー!」
いつの間にかその山岳地帯は他所からやってきたピカチュウたちが住み着き、新たなピカチュウの集落と化していた。
そして、ピカチュウ達にとっては最悪な…
奴らにとっては、最高のタイミングで…
再び、目を覚ます。
ドゴゴゴゴゴ…ドガバァァッ!!!
「「「サパァァァーーーーッ!!!!」」」
「「「チュアァァァーーー!?!?!?」」」おわり久々のリクエスト作品です。「たくさんのピカチュウが虐殺される」系の話は久しぶりでしたね。書いてて気持ちよかったです。
最近、全くリク作を書いてなくてすみません。というかいつもたくさんのリクエストをどうもありがとうございます。私の想像力を超えるマジキチなリクエストや、正直言ってさっぱり意味がわからない(それがまた面白い)リクエストなんかもあって、いつもニヤニヤしてコメントを読ませていただいてます。
次回以降もリク作を書くつもりですので、他のリクエストを投稿してくださった方々は気長に(できれば期待せずに…)待っててください。
そういえばサンドパンの鳴き声って「サパァ!」とか「ンパンッ!」とかで良かったんでしょうか。
アニメ登場時は何て鳴いていたのか、良ければどなたか教えて下さい。
- 2015/07/11(土) 02:14:14|
- ピカ虐(中篇)
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